マイホームを購入するとき、
「住宅ローンを払っていけるか?」
という点を気にする人は多いでしょう。
しかし、マイホームにかかるお金は住宅ローンだけではありません。
特に忘れてはいけないのが、
「修繕費」
です。
新築のときはきれいな家でも、10年、20年と住み続ければ、外壁や屋根、水回りなどの修繕が必要になります。
そこで今回は、マイホームの修繕費について、どのくらいのお金を準備しておけばよいのかを解説します。
マイホームには修繕費がかかる
賃貸住宅の場合、建物そのものの大規模な修繕については、基本的に大家さんが対応します。
一方、マイホームの場合は、
建物の維持・修繕も自分で負担する必要があります。
住宅ローンを完済すれば住宅費がゼロになる、というわけではありません。
家に住み続ける限り、
・外壁の塗装
・屋根の修繕
・給湯器の交換
・エアコンの交換
・キッチンや浴室の修繕
・トイレの交換
・水道設備の修繕
など、さまざまな費用が発生します。
戸建ての修繕費はいくら必要?
マイホームの修繕費は、住宅の大きさや築年数、使用している建材によって大きく変わります。
そのため、
「30年間で必ず○万円かかる」
と断定することはできません。
ただし、マイホームを購入するなら、
将来的に数百万円単位の修繕費が発生する可能性がある
と考えておいたほうが安心です。
例えば、外壁や屋根、水回り、給湯器などを順番に修繕していけば、長期間ではかなりの金額になります。
特にお金がかかりやすいのが外壁と屋根
戸建て住宅で大きな修繕費が発生しやすいのが、
外壁と屋根です。
外壁は、雨や紫外線などによって少しずつ劣化していきます。
劣化したまま放置すると、雨水が建物内部に入り込む原因になることもあります。
そのため、外壁の状態を定期的に確認し、必要に応じて塗装や補修を行うことが重要です。
屋根についても同じです。
屋根は普段あまり目にすることがないため、劣化に気づきにくい場所です。
しかし、屋根の劣化を放置すると、雨漏りなどにつながる可能性があります。
給湯器も突然壊れることがある
マイホームで意外と忘れやすいのが、
給湯器の交換費用です。
給湯器は毎日使う設備なので、長年使用していると故障することがあります。
そして給湯器は、
「そろそろ交換しよう」
と思って計画的に交換するとは限りません。
突然故障して、
「お湯が出ない!」
という事態になることもあります。
そのため、住宅の修繕費とは別に、設備の故障に備えた現金もある程度確保しておくと安心です。
水回りの修繕費にも注意
キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水回りも、長く住んでいると劣化していきます。
特に水回りの設備は、修理だけで済む場合もあれば、設備そのものを交換するケースもあります。
例えば、
・トイレ
・給湯器
・キッチン
・浴室
・洗面台
などです。
すべてを同時に交換する必要はありませんが、長期間住むのであれば、将来的な交換費用を考えておく必要があります。
修繕費は毎月積み立てておく
マイホームの修繕費でおすすめなのが、
毎月少しずつお金を積み立てることです。
例えば、
「修繕費として毎月2万円を積み立てる」
と決めておけば、
1年間で24万円。
10年間で240万円になります。
もちろん実際の修繕費は住宅によって異なります。
また、修繕が必要になる時期もバラバラです。
それでも、毎月一定額を積み立てておけば、
「突然100万円必要になった」
というときの負担を軽減できます。
住宅ローンだけでマイホームを考えてはいけない
マイホームを購入するとき、
「毎月の住宅ローン返済額はいくらか?」
だけで購入可能かどうかを判断するのは危険です。
マイホームには、
住宅ローン
+
固定資産税
+
火災保険・地震保険
+
修繕費
+
設備交換費
などの費用がかかります。
特に修繕費は、
住宅ローンの返済が終わった後も発生します。
ここは非常に重要なポイントです。
新築なら修繕費は必要ない?
「新築住宅なら、しばらく修繕費はかからない」
と思っている人もいるかもしれません。
確かに、新築直後は大きな修繕が必要になるケースは少ないでしょう。
しかし、住宅は時間とともに劣化します。
新築だからといって、将来的な修繕費がなくなるわけではありません。
むしろ、
新築の購入時点から将来の修繕費を準備しておく
という考え方が重要です。
中古住宅は修繕費に注意
中古住宅を購入する場合は、さらに注意が必要です。
築年数が古ければ、
「購入してすぐに修繕が必要になる」
可能性があるからです。
例えば、
・外壁
・屋根
・給湯器
・エアコン
・水回り
などがすでに劣化している可能性があります。
そのため、中古住宅を購入するときは、購入価格だけを見るのではなく、
「購入後にどのくらい修繕費が必要になりそうか」
まで考えることが大切です。
マイホーム購入前に修繕費をシミュレーションしよう
マイホームを購入する前に、
「10年後」
「20年後」
「30年後」
の住宅の状態をイメージしてみましょう。
そして、
「その時期にどんな修繕が必要になる可能性があるか?」
を考えます。
例えば、
10年後:外壁・設備など
15~20年後:屋根・水回りなど
20~30年後:設備交換・大規模修繕など
というように、ざっくりと将来の支出を考えておくだけでも違います。
ただし、修繕時期は住宅の仕様や使用状況、地域の気候などによって変わるため、あくまで目安として考えてください。
「住宅ローン+修繕費」で考える
マイホームを購入するときに重要なのは、
住宅ローンを払えるかどうかだけではありません。
住宅ローンを払いながら、
「修繕費を貯められるか?」
という視点も必要です。
例えば、住宅ローンをギリギリまで借りてしまうと、毎月の返済で家計に余裕がなくなります。
すると、
「修繕費を貯める余裕がない」
という問題が起こります。
そして、いざ修繕が必要になったときに、
「貯金がない」
という事態になる可能性があります。
だからこそ、住宅ローンは、
「借りられる金額」ではなく「無理なく返せる金額」
を基準に考えることが大切です。
マイホームの修繕費は「住宅ローン以外のお金」
マイホームを購入すると、
「これで毎月の家賃がなくなる」
と考える人もいるでしょう。
しかし、マイホームは家賃の代わりに住宅ローンを払えば終わり、というものではありません。
家を所有すると、
建物を維持するためのお金
が必要になります。
特に戸建ての場合、自分で修繕費を準備しておく必要があります。
まとめ
マイホームの修繕費は、購入前に必ず考えておきたい重要な費用です。
住宅ローンだけを見て、
「この家なら買える」
と判断するのはおすすめできません。
外壁、屋根、給湯器、水回りなど、将来的にはさまざまな修繕・交換費用が発生します。
そのため、
住宅ローン+税金+保険+修繕費
まで含めて、マイホームの維持費を考えることが重要です。
そして、購入した後に慌てないためにも、
毎月少しずつ修繕費を積み立てておく
ことをおすすめします。
マイホームは「買ったら終わり」ではありません。
むしろ、
購入してから何十年も維持していくもの
です。
購入価格だけではなく、将来の修繕費まで含めて無理のない住宅購入を考えましょう。
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