最近、人気のコンセプト賃貸住宅。
先日テレビで観たのですが、入居、数百人待ちだそうです。
この記事では、コンセプト賃貸住宅について、またその中でも、防音賃貸マンション「ミュージション」について書いていきます。
コンセプト賃貸住宅とは
コンセプト賃貸住宅とは、住宅の賃貸物件において、特定のコンセプトやテーマに基づいてデザインや提供が行われる賃貸住宅の形態です。
これは、入居者に特定のライフスタイルや価値観に合った住環境を提供することを目的としています。
一般的なアパートやマンションとは異なり、デザイン、設備、サービス、共用施設などが特定のコンセプトに従ってカスタマイズされています。
大家さん側から見れば、様々な趣味嗜好におけるマイノリティー(少数派)を狙う戦略です。
賃貸物件を差別化して、収益を上げることを目的にしています。
コンセプト賃貸住宅の具体例
例えば、現在、以下のようなコンセプト賃貸住宅があります。
・デザイナーズマンション
・車を眺めながら暮らすことができる賃貸住宅
・オートバイのライダー向け賃貸住宅
・ペット共生型マンション
・ミュージシャン向け賃貸住宅
・サーフィンをする人向けの賃貸住宅
・ハイセキュリティ賃貸住宅
・学生専用賃貸住宅
・高齢者向け賃貸住宅
この他にも、多くのコンセプト賃貸住宅があります。
コンセプト賃貸住宅のメリット、デメリット
コンセプト賃貸住宅には、大家さん側にとって、以下のようなメリットが考えられます。
1.入居者に人気があり、契約となる可能性が高い。
2.家賃を周辺相場より高い水準で設定できる。
3.長期の入居が期待できる。
逆に、コンセプト賃貸住宅には、デメリットとして、以下のようなものが考えられます。
1.建築コストが高い。
2.場合によっては、需要が少なく、人気が出ないといった場合がある。
コンセプト賃貸住宅は、リサーチをしっかりして、トレンドを確認しておくことが重要です。
ミュージシャン向け賃貸住宅 ミュージション
具体的に、現在人気のミュージションについて書いていきます。
ミュージションは、高い遮音性能と快適な居住性の両立ができており、作曲や楽器演奏を気兼ねなく出来る賃貸住宅です。
プロの演奏家から趣味を満喫したい人まで、様々な音楽家たちが求めるものとなっています。
また、専門スタッフによる安心の管理体制や、入居者中心のコミュニティ「ミュージションズクラブ」を軸に、高い入居率を実現しています。
ミュージションは、株式会社リブランという企業が運営しています。
ミュージションに住みたいという人は多く、2018年4月から2019年3月の調査では、年間平均稼働率は97.3%を記録しています。
空室待ちが出るほど人気があります。
ミュージションの平均賃料は、周辺相場よりも、3、4割高く設定するケースが一般的とのことです。
コンセプト賃貸住宅のまとめ
これらのコンセプト賃貸住宅は、特定のターゲット市場やライフスタイルを持つ入居者にアピールすることを目的としています。
また、賃貸住宅市場の競争を高め、より多くの選択肢を提供する一方、デザインや設備の質を向上させる要素も含まれています。
新型コロナウイルスの影響もあり、在宅時間が増え、特定の趣味に特化したコンセプト賃貸住宅やシェアハウスが増えています。
おしゃれ、料理、ペット、ファッション、スポーツ、乗り物など、特化したコンセプト賃貸住宅は今後も伸びていきそうです。
不動産投資家にとっては、空室対策の一手となるでしょう。
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