資金を集める手段として注目されているクラウドファンディング。
クラウドファンディングというと、病気の子供のために寄付金を集めるといったものをお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。最近では、博物館の展示品の維持・管理のためにクラウドファンディングを活用したといったニュースもありました。
しかし、不動産クラウドファンディングは、寄付のようなものではなく、法に基づく金融商品です。 この記事では、不動産クラウドファンディングについて、またその中でもT’s Funding(ティーズファンディング)について書きたいと思います。
不動産クラウドファンディングとは
不動産クラウドファンディングは、2017年12月の不動産特定共同事業法の改正で、インターネット上から投資が可能になってから普及が進み、市場規模は拡大傾向にあります。
不動産特定共同事業法についてはこちら↓
不動産特定共同事業法 概要をわかりやすく説明 – 初心者でもわかる不動産の研究.com (fudousan-kz.com)
不動産クラウドファンディングは、複数の投資家がインターネット上のプラットフォームを通じて、不動産プロジェクトに資金を提供する仕組みです。
これにより、個人投資家も比較的少額の資金で不動産市場への投資機会を得ることができます。
また、不動産クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法の許可または登録した事業者のみが行える事業のため、比較的安心できます。
この事業には期間が決められており、その期間中に得られた運用益・売却益を投資家に還元するという仕組みです。
不動産クラウドファンディングの特徴
一般的に、現物の不動産投資では、物件を購入するのに数百万円以上はかかりますし、煩雑な手続き、手間を必要とします。
不動産クラウドファンディングでは、まず、少額で始められる点が大きいと思います。
1万円から投資できるものもあります。
また、すべてネットで手続きでき、不動産事業自体は運用会社が行うため、投資家は配当を待つだけでいいという点も手軽に始められる点だと思います。
不動産クラウドファンディングの利回りの目安は3~7%程度と言われており、一般的にはミドルリスク、ミドルリターンと言われています。
不動産クラウドファンディングのまとめ
不動産クラウドファンディングでは、元本保証はないことは注意点です。
また、原則、中途解約はできません。余裕のある資金で行いましょう。
募集案件の情報量が多く、投資する物件を自分で選べるのもメリットです。
投資物件を一任するREITと比べると、自分が投資した資金の動きがわかりやすいです。
REITについてはこちら↓
不動産投資の知識 REIT(不動産投資信託) – 初心者でもわかる不動産の研究.com (fudousan-kz.com)
また、不動産クラウドファンディングの多くは、多くの募集が集まり、抽選などになるケースも多く、出資できないことがあることは注意しましょう。
T’s Fundingとは
T’s Fundingは、不動産特定共同事業法に基づきインターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を集め、集めた資金をもとに不動産運用を行い、運用益や売買差益を投資家に分配する不動産クラウドファンディングサービスです。
2022年6月から始まった不動産クラウドファンディングです。
運営会社のタマキホーム株式会社は、1980年創業の環ハウス株式会社から1998年にグループ会社の不動産会社として設立した、沖縄県那覇市壺川にある会社です。
主な事業は、不動産クラウドファンディング以外には、マンション事業や賃貸管理、不動産仲介などです。
気になる方は早速【T’s Funding(ティーズファンディング)】についてチェック↓
T’s Fundingの特徴
1.安心のグループ体制
環グループ全体で不動産の企画・設計・施工・管理のワンストップサービスを展開しています。
T’s Fundingは、環グループ全体で不動産の建築や管理、売買まで業務をサポートしているので、T’s Fundingに出資し、その物件を所有することで、不動産の管理などの、グループ全体のサービスを最低出資額の10万円で受けることができます。
2.沖縄初の不動産特定共同事業者(沖縄県知事第1号)
不動産特定共同事業とは、許可を受けた事業者や登録を行った事業者が、複数の投資家から出資金を集めて不動産投資事業を行い、その運用益や売買益を投資家に分配する事業のことを言います。
運営会社のタマキホーム株式会社は、不動産特定共同業第1号及び第2号の許可を沖縄県から得ています。(沖縄県第1号)。
3.安心の商品設計
T’s Fundingでは、優先劣後出資により、損失が出た場合には劣後出資者(事業者であるタマキホーム株式会社)が先に損失を負担します。優先出資に投資した投資家の元本割れが発生するのはその後になりますので、元本割れがしにくい工夫がされています。このように、優先劣後構造で元本割れリスクの低減を行っています。
また、T’s Funding開始から現在まで元本割れや予定利回りを下回った実績はありません。
現在運用中のファンドに関しましても予定通りの運用ができています。
4.安心の投資対象
不動産投資は不動産(建物や土地)という現物があることから、株などの他の投資商品と比べて比較的安定した投資商品となっています。また、市場に左右されない家賃収入を収入源としているので大きな値動きがあまりないのが特徴です。
よく不動産はミドルリスク、ミドルリターンと言われますよね。
一応、資産運用で使われる「リスク」と「リターン」の意味を確認します。
投資における「リターン」とは、投資した資金に対する収益または利益のことを指します。
ただし、「リターン」とはあくまでも期待値です。
例えば利回りが3%なら、この商品を運用したら利回り3%が期待できるという意味になります。
利回りはあくまでも予定の数値であることには注意です。
そして、リスクとは、投資活動が期待されるリターンとは異なる結果をもたらす可能性を指します。
株やFXなどの金融商品は、ハイリスク、ハイリターンな商品ですね。
定期預金や国債などは、ローリスク、ローリターンの金融商品ですね。
不動産クラウドファンディングは、ミドルリスク、ミドルリターンと言われています。
ただし、上記のように優先劣後構造を取り入れている点なども考えると、比較的ローリスクに近い部類に属するものだとは思います。
それでも期待利回りが、4%以上なので、比較的高利回りではないでしょうか。
T’s Funding(ティーズファンディング)についてのまとめ
T’s Fundingについては、10万円から不動産投資を始められる点はメリットではないでしょうか。
また、沖縄の物件なので、災害リスクなどへの地域分散、リスク分散になるのではないでしょうか。
私も仕事で不動産ファンドを見てきましたが、地域を分散させているファンドは多かったです。
個人の不動産投資においても、リスクを分散させるために、投資する地域を分散することは大切だと思います。
個人的には、運用期間が6か月程度と短い点も魅力を感じます。
最後に、T’s Funding(ティーズファンディング)への投資の流れは以下のようになります。ネットだけで完結できるので便利です。
1.仮登録(メールアドレスとパスワードの登録)
2.出資者登録(口座登録や本人確認)
※法人の場合は代表者の本人確認と登記事項証明書の提出が必要になります。
3出資申込(ファンドを選んで申込)
4.入金(指定口座への振込、出資完了)
出資後は案件に応じて一定期間ごとに分配金が振り込まれます。
運用終了後は元本が償還されます。
【T’s Funding(ティーズファンディング)】についてはこちら↓
投資はあくまでも自己責任、自己判断でお願い致します。
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